クレーム対応でのメンタルコントロール
クレーム対応はメンタルにくる
顧客対応というのは、ストレスの多い仕事です。
毎日のようにクレームに向かい合わなければいけないので朝からモチベーションが上がらなくなりますし、1日が終わることには疲れ切ってしまうというケースが多いです。
初めてそのような現場で働くと、わずか数日で離職してしまう人もいるほどで、クレーム対応というのはメンタルに来るストレスフルな仕事と言えるかもしれません。
企業にとってクレーム対応はなくてはならない仕事なので、クレーム対応ができるコミュニケーション力のある人は企業からとても重宝されます。
クレーム対応ができないと、企業はイメージが下がってしまったり、対応を誤ることで社会から袋叩きにされてしまったりします。
企業のイメージダウンをできるだけ避け、企業が存続するためにもクレーム対応の仕事が必要になるというわけです。
企業によっては、クレーム対応に関わる社員への福利厚生を手厚くしたり、カウンセリングを行って精神的な支えを提供したりするところも出てきました。
でも、このような企業はまだ多いとは言えません。
結局は現場に任せきりで、何かがあると高圧的に接して、クレーム対応にあたる社員がメンタルを患ってしまうということもあります。
もちろん仕事が楽しければいいのですが、必ずしも毎日楽しいわけではありませんし、今のクレーム対応の仕事をとりあえず続けるために何か助けになることがあれば知りたい、という人もいるかもしれません。
企業側からの理解を求めることが難しいとしても、もしかしたら同僚からのサポートが受けられる可能性はあります。
メンタルをやられないためには
メンタルをやられてしまう原因は、クレームが自分に対して言われていると勘違いしてしまい、自分を責めてしまうことが挙げられます。
顧客からのクレームというのは理不尽なものがありますから、そこを冷静に判断できれば精神を病んでしまうリスクは小さくなるのですが、そうなるにはやはり時間がかかってしまいます。
そこでメンタルをやられないようにするために何ができるかなのですが、即効性があるのが気分転換をすることです。
とにかく自分のために時間を取るようにします。
いろんな人と一緒にどこかに遊びにいくというのもいいのですが、必ずしも気分転換になるとは限りません。
例えばソロキャンに出かけるとか、カフェでお気に入りの本を一人で読むとか、そんなことでもいいので、とにかく自分を大事にする時間を作るようにしてください。
あとは、クレームは自分に向けられてはいないという考え方を持つとかなり楽になります。
もし電話がかかってくると無性にイライラしてしまう場合、かなりストレスを感じているので、黄信号が点灯したと考えて自己防衛をするようにしましょう。