子どもにとって父親とは何だろう
父親のいる意味とは?
父親が育休を取るケースが、近年非常に増えてきました。
働き方改革に加え、夫婦が共に子育てに加わることで互いのストレスを軽減できるだけでなく、子どもにとっても良い影響があることがわかってきたからです。
父親が子育てに取り組むことで母親の負担が軽減できるため、母親はより多くの時間を他のことに使えるようになります。
これまでは母親が一人で子育てをし、父親は仕事で稼ぐというスタイルが一般的だったのですが、この考え方は時代とともに淘汰されつつあり、今後このようなスタイルが定着することになると思われています。
父親がいることには大きな意味があります。
まず、子どもの親に対する見方にも影響が及びます。
母親が一人で子育てをしていると、子どもは母親の考えに影響されることになり、父親を軽視してしまう家庭が少なからずありました。
本来父親は家族を引っ張る立場にいるので、父親が不在というのはあるべき姿ではないのです。
父親がいることで、子どもの成長に良い影響が及ぶことに加えて、頭のいい子が育ちやすくなるという研究結果もあります。
父親と母親双方が共に子どもを教えたり、子どもの教育に関わることで子どもはやる気を持つようになり、結果として知能指数の高い子どもとして成長することができるのだそうです。
父親がいることで、社会人とはどのような立場なのか、ということを子どもが知る機会にもなります。
子育てに積極的に参加することで、子どもがやがて大人になった時に親と同じ道を歩むようになり、子育てにも参加できるようになります。
これが受け継がれていくことで、社会基盤がしっかりとしたものになり、社会全体にも良い影響が及ぶというわけです。
父親ができることって?
父親が子育てにどのように関与できるかですが、まずできるのが家族団欒の機会です。
家族揃って一緒に食事を摂ることで、子どもは両親から愛されていると感じることができ、コミュニケーション力を伸ばせるようにもなります。
食事を一緒に取らない家庭の場合、コミュニケーション力がなかなか成長しないため社会で孤立してしまうことがありますが、父親が子育てに参加することでこの問題を解決できるようになります。
子どもが小さいうちから、父親と母親双方が本を読み聞かせることもできます。
父親が本を読み聞かせることで子どもは父親への信頼感を強めることができますし、子どもに好奇心を抱かせる良い機会にもなります。
本を読む習慣ができると学力が上がり、将来有望な子どもとして成長していく可能性がぐっと高くなりますよ!
このことを理解して父親が教育に参加することで、将来の大切な資産を築けるようになり、子どもの幸せに貢献できるようになります。