子どもに合わせたしつけの方法について
子どものしつけは難しい?
毎日子供と接しているママたちにとって、しつけというよりも日々子供との生活に夢中で、後から叱ったことに後悔したり、ああすればよかった、こうすればよかったと思いながらの日々でしょう。
ママたちだってしつけに悩み後悔するのですから、普段子供といる時間が短いパパにとって、しつけは悩みどころかのかもしれません。
いけないことはいけないとはっきり教えなければなりませんが、大人に伝えるのではなく、子供が理解し、納得できるように伝えなければならないと考えて、しつけに悩むパパは多いといいます。
ママが行っているしつけや、怒ると叱るの違いなど理解すれば、自分らしいしつけが見えてくるかもしれませんね。
怒ると叱るは全く違う
ママもパパも人間ですから、子供のこととはいえ腹が立つことや、思わず怒ってしまうこともあると思います。
でも、怒るのと叱るのでは大きな違いがあるのです。
子供が食事をしているとき、調子に乗ってふざけてお味噌汁をこぼし、危うくやけど騒ぎになるところだった」こうした場面でつい、感情のままに怒ってしまうこともあるでしょう。
その場で「怒る」と子供はふざけたことに怒られたのか、お味噌汁をこぼしたことを怒られたのかわからず、ただ、大人の怒りの感情に恐怖を覚えるだけです。
怒るのではなく、何が悪かったのかわかるように叱ることが必要なんですね。
子供の目を見て、「こうやって食べているときふざけていると、熱いお味噌汁がかかってけがをしてしまうことがあるんだよ?ママが作ってくれたごはんをみんなで楽しく食べたいよね?」としっかり叱ることが必要です。
それって愛情じゃなくて「甘やかしでしょ?」
ママが美容院に行っている間、お子さんと二人きりになって、どんな風に遊ぼうかなとパパも張り切っているとき、お子さんに「パパ、○○が欲しい!」といわれて、たまのことだからいいかと買ってあげて、後からママに怒られたなんて経験をお持ちのパパもいるでしょう。
今日は特別というのは、パパにとって特別なことで、ママと子供にとっては日常の中のことです。
パパがお世話してくれているだけで、普段ママがお世話するときと同じように、お子さんに接することが大事です。
もしかしたら買ってあげたおもちゃなど、ママが「いい子にしていたらサンタさんがきっとプレゼントしてくれるよ」と子供に言っていたかもしれません。
甘えられて何かを買い与えるのは甘やかしで、それは愛情とは別物と考えましょう。
ママたちに学ぶ・・しつけの例
先輩ママたちがこれはやってよかったと思うしつけがあります。
その例を紹介するので、パパ達もこんな風に子供さんと接してみてはいかがでしょうか。
しつけのお見本として子供とのコミュニケーションに活かしてほしい例です。
「いつも気が付くと、ダメ・しないでと否定形ばかり使っていたことに気が付いて、これはいけないと思いました。そこで「走っちゃダメ」といわず「ここは痛い痛いの人が沢山いるからママとゆっくり手をつないで歩こうね」とダメを使わないようにしたんです。しないで!ではなく、「お洗濯もの干せるかな?」「お皿洗えてすごいね」というように、否定形を使わないようにしたら、しっかり子供に伝わりました」
「とにかく今反抗期で帰ろうっていっても「いや」、買い物に行こうといっても「いや」で、つい、早くしてとかどうしていうことを聞けないのと怒ってばかりいました。帰りたいのは大人の都合で子供は帰りたくないのよって近所のおばあちゃんに言われてはっとしたんです。それからは帰らないと駄々をこねる息子に「まだ遊んでいたいよね。楽しかったもんね。でもおうちに帰ってごはんの支度しないとパパ帰ってきちゃうんだ」と一度共感してあげるようにしました。最初はそれでも「いや」だったんですが、次第に「わかった、明日も来る?」と変わってきたんです。子供も成長しているので、否定ではなく共感して大人がじっと待ってあげることも必要なんですね」