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親子のコミュニケーション

子どもとのコミュニケーションのポイント

子どもとのコミュニケーションが大切な理由

どうして子どもとのコミュニケーションが必要なのでしょうか。その理由についてご紹介していきましょう。

信頼関係が築ける

子どもとコミュニケーションを取ることで、学校では誰と仲がいいのか、どんなものが好きなのか、どのような考えを持っているのかなど、子どものさまざまなことを理解できるようになります。コミュニケーションの中で子どもに共感することや励ますこともあるでしょう。そこで子どもはきちんと話を聞いてくれるという安心感を覚えます。時には父親として自分の気持ちや考え方を伝えることもあるのではないでしょうか。そのことが原因でケンカになってしまうこともあるでしょう。しかし、子どもは父親が何を思っているのかを知る機会にもなります。

子どもの語彙が増える

子どもは大人との会話を通して色々な言葉を覚えていきます。親と会話を重ねることで表現力が養われ、たくさんの語彙を増やせるでしょう。子どもの語彙を増やすには、子どもの言葉を遮らずに聞くようにしてください。また、子ども相手だと思わず、対等な関係であることを意識してコミュニケーションすることを心がけましょう。

子どもと上手くコミュニケーションをとるポイント

目線を合わせる

子どもと目線をあわせる

コミュニケーションの基本は子どもと目線をあわせることです。幼児でしたらこちらからしゃがんだり、膝の上に座らせたりして目の高さをあわせるようにしましょう。
そして、真剣に聞いていることをわかってもらうため、子どもの目を見てコミュニケーションします。

子どもの変化に気づき伝えてあげる

子どもは大人が思っている以上の速さで成長していきます。その変化を見逃さず子どもに伝えることが大切です。
例えば、服の脱ぎ着が一人でできるようになった、食べ終えた食器を片付けられるようになったなど、ちょっとした変化に気づいたら、「○○ができるようになったんだね。すごいね。」と声をかけてあげましょう。就学後であれば一人で起きられた、文字をキレイに書けるようになったなどが挙げられます。
子どもは親だけではなく、保育園や幼稚園、小学校など先生やお友達から色々なことを学び、吸収していきます。ただ、自分でできるようになったことに気づかなかったり、気づいても恥ずかしがったりと色々な心模様があるため、気づいたのなら伝えてあげましょう。

命令口調は避けて

ついやってしまいがちですが、命令口調は避けて話をするようにしましょう。
何度も呼び掛けているのに聞いてもらえないときは、「○○しなさい!」と言いがちかもしれません。しかし、命令口調は子どもの自主性を損なってしまう可能性があるため、使わないように意識したいところです。押さえつけるように話すのではなく、「こんなふうにしてくれたら、お父さんはうれしいな」というように、ポジティブな言葉や子どもが自主的に、意識が向けられるようは話し方を意識してみるといいでしょう。
子どもが楽しいと感じられると、どんどん惹きつけられ、行動の切り替えが早くなるかもしれませんよ。

具体的に伝える

子どもたちにルールや順序を伝える場合、具体的に説明することを意識しましょう。これから何をするのか、どのような遊びなのか具体的に話すことで、子どもは意欲をもって取り組めます。
ただし、子どもは集中力が思ったよりもありません。話が長くなると聞いてくれなくなるので、要点を押さえて説明したり、イラストを使ったりして、なるべく簡潔かつ具体的に話すことを心がけるといいでしょう。

言葉以外のコミュニケーションを

言葉でのコミュニケーションが取れない時期は、ふれあいを大切するようにしてください。ワーッとなっている子はそっと抱きしめてあげて。暴れてしまうのは不安感や自分自身に居場所がないと感じているためです。そうでないことを教えるには、まず落ち着いた環境を作ってあげること。これは大人もそうですが、安心で安全な人、時間、空間がないと心を安定させることができません。
親はそういった子どもが安心できる時間、環境作りを考え、その中でゆっくり話をしたり、抱きしめてあげたり、スキンシップをとるようにしてください。

子どもと楽しく会話をするコツ

楽しくコミュニケーション

次に子供と楽しく会話をするコツについて紹介します。

共感して褒めよう

子どもが楽しく会話をするには、親が聞き上手になることが大切です。子どもが話すときは、大げさと思うくらいの相槌や驚き、子どもが言ったことを反復するなどして共感の気持ちをわかりやすく伝えるように意識しましょう。子ども心に「共感して褒めてくれた」「話をきちんと聞いてくれる」と会話の中で感じてもらえれば、子どもはどんどん会話したくなり、単語の数も増えて表現力も養われていくでしょう。
また、聞き上手な親をまねて共感の言葉を覚えます。子どもがほかの人の話を聞く時に活用し、コミュニケーションを取れるようになるでしょう。

会話のテクニックを駆使しよう

話し手の言葉の一部をオウムのように繰り返すことを「オウム返し」と言いますが、子どもが「○○が面白かった」と言ったら、「それは面白いね」と返します。これによって子どもは「話を聞いてくれる。共感してくれる。」と感じて話しやすくなります。
オウム返しだけだと単調になってしまうので、次のテクニックは言い換えです。これは子どもが言いたかったことを少し言い換えて返す方法です。「転んで泣いちゃったお友達を慰めていたら、戻るのが遅れて先生に怒られた」と言ったら、「いいことをしたのに怒られるなんて、嫌だよね。話を聞いてほしいよね。」と返します。
これは、相手が言いたいことの意を汲んで言い換えてあげるということです。こう言ってもらえると子どもは話を聞いてくれると感じてくれます。

会話の中で上手に質問をする

会話の中で、子どもがなぜそう思ったのか質問すると考える力が養われていきます。自分の考えを話すことで表現力育まれていくでしょう。逆に子どもから「どうして○○なの?」という質問をしてきた場合、真剣に答えてあげてください。分からない場合は、親子で調べることがおすすめです。親子で一緒に調べると、楽しく知ることができます。調べ方も徐々に身につけられるでしょう。学習意欲が増して、小学校入学後の家庭学習も取り組みやすくなりますよ。

食事を一緒に取る

朝食や夕食の時間は子どもとのコミュニケーションを取る大切な時間です。その日の出来事やテレビの話題など、気軽に話しかけてみてください。子どもが気になっていることをさり気なく聞くのもよいでしょう。おいしいご飯を食べながら、家族の会話を通してコミュニケーションの大切さが実感できるはずです。
後片付けも家族で一緒にやることで絆が深まります。食後の机吹きをしてもらうだけでも構いません。お手伝いをしてもらったら「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えてあげてください。
子どもはお手伝いをすることで、自分のことは自分でやる生活基礎力が身につきやすくなります。

こんな会話の仕方は要注意

続いて紹介するのは、子どもとの会話で避けたい対応です。大人同士の会話でもよくあることなので注意しましょう。

ながら聞き

子どもが話しかけてきたとき、つい、何かをしながら話を聞いていませんか。例えばテレビを見ながら、スマホを見ながら、パソコンを見ながらなどです。これだと、子どもは話を聞いているのか不安になってしまいます。

評価・評論しない

男性にありがちですが、会話の中で評価・評論しないで聴くことが大切です。子どもが一生懸命話しているときは、話し方、内容、気持ちを否定せず、評価してはいけません。話に耳を傾け、子どもを受け止め、見守る姿勢が大切です。「しかし」「だけど」など、否定につながるワードも要注意。子どもは評価や否定されると、話すことを控えてしまい、自信を失ってしまうかもしれません。子どもの言ったことに大人の物差しで判断しないようにして、肯定的に聞くようにしましょう。

いきなり励ましたりアドバイスしたりする

例えば子どもが「もうやりたくない」と言ったりします。それを聞いた親は辞めさせたくないので「あと、もうちょっとだよ。もう少し頑張ってみよう。」と励ましたり、「これをこうすればできるよ」とアドバイスをしたりしてしまいがちです。
親側の立場としてはよかれと思って励ましやアドバイスをするのですが、子どもとしては話をよく聞いてくれないまま、いきなり励ましやアドバイスをもらうことになります。子どもとしては「そんなことは分かっている。何で話を聞いてくれないの?」となってしまうので、まずはどうしてやりたくないのか共感を意識して話を聞いてみてください。

大人から見たら危険や汚いことも子どもにとっては貴重な経験

子どもというのは、ちょっと危険な場所だったり、大人が「どうして?」というような所を気に入ったりするものです。ただ、注意するのではなく、まずは受け入れてあげましょう。もちろん、危険であることや衛生上汚いことは教えていかなければなりません。一方、その子が興味のあるところを見守ることも大切です。そこを抑圧してしまうと自主性が損なわれてしまい、自立心を妨げることにもなります。
つい過保護になり、子どもの感情や思考を抑圧してしまうと、自立心や自己効力感が芽生えず、積極性が失われ、物事を自力で成し遂げる意欲に影響がでかねません。

子どもとのコミュニケーションで気をつけたいことについて紹介しました。子どもとのコミュニケーションは、ゆっくり向き合いながら最後まで聞いて共感することがポイントです。コミュニケーションの取っ掛かりが難しいと感じても大丈夫。どんな小さなことでも会話のきっかけになるものです。話しやすい、話しかけやすい雰囲気を作るためにも、日ごろのコミュニケーションが大切。子どもの感性を大切にしながら、コミュニケーションを楽しみましょう。

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